防草シートに固定ピンを打っている写真

防草シートをDIYで敷くときに迷いやすいのが、固定ピンの間隔と必要本数です。

「ピンは何cm間隔で打てばよいの?」「外周と中央部は同じ間隔で大丈夫?」「地面が硬くてピンが入らないときはどうする?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

固定ピンの本数が少なかったり、間隔が広すぎたりすると、シートが風で浮いたり、端からめくれたりする原因になります。一方、必要以上に多く打つと、材料費と施工の手間が増えてしまいます。

この記事では、防草シートをしっかり固定するために知っておきたい、固定ピンの間隔、必要本数、種類、正しい打ち方を解説します。

防草シートを敷く基本的な手順を最初から確認したい方は、先にこちらの「敷き方ガイド」をご覧ください。
敷き方ガイド

01

防草シートに固定ピンが必要な理由

固定ピンには、防草シートを地面に密着させ、施工した位置からずれないようにする役割があります。

防草シートは広げて置くだけでは、風がシートの下へ入り込み、浮いたりめくれたりする可能性があります。施工直後はきれいに敷けていても、強い風や雨によって少しずつ位置がずれることもあります。

シートがずれて継ぎ目や地面が露出すると、そこへ光が入り、雑草が生える原因になります。

固定ピンは、単にシートを地面に留めるための部品ではありません。シートの浮きやずれを防ぎ、防草効果を長く維持するために重要な副資材です。

固定ピンの間隔は場所によって変える

固定ピンは、シート全体に同じ間隔で打てばよいわけではありません。

シートの中央部と、風の影響を受けやすい外周部や重ね部分では、必要なピンの間隔が異なります。基本的な目安は次のとおりです。

場所 間隔の目安
シートの中央部 1m間隔
シートの外周部 50cm間隔
シート同士の重ね部分 50cm間隔
風が強い場所 必要に応じて50cm間隔

シートの端や継ぎ目は風が入り込みやすいため、中央部よりも細かく固定します。

ただし、これは一般的な目安です。土地の状態、風の強さ、シートの幅や厚さ、使用する固定ピンなどによって、適切な間隔は変わります。商品ごとに施工方法が指定されている場合は、その内容を優先してください。

シート中央部は1m間隔が基本

シートの中央部は、縦横ともにおおむね1m間隔を目安に固定します。

ピンの間隔が広すぎると、シートと地面の間に空間ができ、風が吹いたときにシートが膨らんだり、ばたついたりしやすくなります。

地面に凹凸がある場所や、シートが地面から浮きやすい場所では、1mよりも狭い間隔で追加のピンを打つことも検討してください。

ピンを打つ前にシートのシワを伸ばし、地面に密着させてから固定することがポイントです。

外周部と重ね部分は50cm間隔で固定する

シートの外周部は、風の影響を最も受けやすい場所です。中央部と同じ1m間隔ではなく、50cm間隔を目安に細かく固定します。

複数枚のシートを並べる場合も、シート同士を10cm以上重ねたうえで、重ね部分を50cm間隔で固定します。

重ね幅が不足していたり、固定ピンの間隔が広かったりすると、シートがずれて隙間ができる可能性があります。

重ね部分に防草テープを使用する場合は、施工方法によってピンの間隔を調整できることがあります。使用する防草テープとシートの施工方法を確認してください。


02

固定ピンは1㎡当たり何本必要?

必要な固定ピンの本数は、シートの幅や形状、施工する場所によって変わります。

カメさん防草シートを基本的な間隔で施工する場合の目安は、次のとおりです。

シート幅 目安本数
幅1mのシート 約5本/㎡
幅2mのシート 約3本/㎡

例えば、幅1mのシートを20㎡施工する場合は、約100本が一つの目安になります。
20㎡×5本=約100本

ただし、これはシートを整った形の場所へ敷く場合の目安です。

施工場所に曲がり角や構造物が多い場合、シートを細かくカットする場合、風が強い場合などは、追加の固定ピンが必要になります。

計算した本数ぎりぎりではなく、打ち損じや追加固定に備えて、少し余裕を持って用意しておくと安心です。


03

コの字型ピンとL型ピンの違い

固定ピンにはさまざまな形状がありますが、代表的なものがコの字型ピンとL型ピンです。

地面の硬さや施工場所に合わせて使い分けることで、ピンが曲がったり抜けたりする失敗を減らせます。

コの字型ピン

コの字型ピンは、2本の脚でシートを押さえる一般的な固定ピンです。

2点で地面へ刺さるため、シートを安定して押さえやすく、通常の土の地面への施工に適しています。

ただし、地面が非常に硬い場所や石が多い場所で無理に打ち込むと、ピンが曲がることがあります。

L型ピン

L型ピンは、1本の脚を地面へ打ち込み、上部でシートを押さえる形状です。

コの字型ピンを打ち込みにくい硬い地面などで使用できます。

固定ピンやテープなどの使い分けについては、こちらのページでも詳しくご案内しています。
副資材について


04

固定ピンの正しい打ち方

固定ピンは、シートを地面に密着させた状態で、地面に対してまっすぐ打ち込みます。

ピンが斜めに入ると、上部が浮いてシートを十分に押さえられないことがあります。また、ピンの端がシートへ強く当たり、シートを傷つける可能性もあります。

固定ピンを打つ手順

1

シートのシワを伸ばす

2

シートを地面に密着させる

3

ピンを打つ位置を確認する

4

ピンを地面に対してまっすぐ立てる

5

ハンマーで少しずつ打ち込む

6

ピンが浮いていないか確認する

7

ピンの上をカットテープで処理する

最初から強い力で打ち込むのではなく、地面の硬さを確認しながら少しずつ打つのがコツです。


05

固定ピンが曲がる・入らない場合の対処法

固定ピンが地面に入らない場合は、地中の石や硬い層に当たっている可能性があります。

無理に打ち続けると、ピンが曲がったり、シートが破れたりするため注意が必要です。

ピンが入らない場合は、次の方法を試してください。

  • 少し位置をずらして打ち直す
  • 地面の石や異物を確認する
  • 硬い地面に適したL型ピンを使用する
  • 打ち損じた穴をカットテープでふさぐ

打ち直す際は、最初に開けた穴をそのままにしないことも大切です。小さな穴でも、そこから光が入り、雑草が生える可能性があります。


06

ピン穴から雑草が生えるのを防ぐ方法

固定ピンを打つと、ピンの周囲にわずかな隙間ができます。

シート自体に十分な防草性能があっても、ピン穴から光が入り、雑草が生えてくることがあります。

そのため、ピンを打った後は、ピンの上からカットテープを貼って隙間をふさぎます。

ピン穴の処理には、シートと相性のよい専用のカットテープ(カメさん防草カットテープ)を使用してください。

また、ピンを打ち損じた穴や、施工中に誤って開けた穴も、忘れずにテープで補修しましょう。


07

施工後に確認したい固定ピンのチェックリスト

固定ピンをすべて打ち終えたら、次の項目を確認してください。

  • 中央部を適切な間隔で固定しているか
  • 外周部と重ね部分を細かく固定しているか
  • 固定ピンが斜めになっていないか
  • ピンの上部が浮いていないか
  • 風が入り込みそうな場所がないか
  • ピンを打ち忘れた場所がないか
  • 打ち損じた穴を補修しているか
  • ピンの上にカットテープを貼っているか

施工直後に一周して確認すると、ピンの打ち忘れやシートの浮きを見つけやすくなります。


08

まとめ:固定ピンは場所と地面に合わせて使う

防草シートの固定ピンは、シートの中央部、外周部、重ね部分で間隔を変えることが大切です。

基本的な目安は、中央部が1m間隔、外周部と重ね部分が50cm間隔です。

また、通常の地面にはコの字型ピン、硬い地面にはL型ピンなど、施工場所に合った固定ピンを選びましょう。

施工後はピンが浮いていないかを確認し、ピン穴や打ち損じた穴をカットテープでふさぐことも重要です。

防草シートを敷く全体の流れについては、写真付きの「敷き方ガイド」をご覧ください。
敷き方ガイド

固定ピン、防草テープ、カットテープなどの副資材については、こちらでご確認いただけます。
副資材について